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当生協は、この10月を以って創立60年を迎えることになりました。 |


理事長 関根正道
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グローバル化が進み経済が低迷する中、自然災害が多発、震災からの復旧、 |
復興と原発事故の収束を願う今日、生協運動は厳しい局面を迎えています。 |
生協運動は今日まで大きく変動する社会情勢の中で幾多の試練を経ながら |
も、その基本理念である「生活の安定と生活文化の向上」に大きく貢献して |
きました。 |
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これまでの当生協の活動を顧みますと、昭和30年代初期組合員の住宅難 |
解消のため、大手企業から川口市内の木造集合住宅7棟を譲り受けたという |
歴史的経緯があって、今日の住宅事業の強い経営基盤となり、その後土地及 |
び建物並びに中高層住宅の分譲等、約1700戸、店舗、共同購入センター等 |
20箇所を開設、地域の組合員のための活動を積極的に展開してきました。 |
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また、平成6年4月(1994年)首都圏コープ事業連合(現在のパルシステム生活協同組合連合会)に加入し、 |
平成22年度に於いては組合員50160人、年間供給高67億円を達成いたしました。しかしながら、我が国の |
少子高齢化と成熟した社会の中で県内に於いて同じパルシステム(ユーアイコープとドゥコープ)が競合する |
ことは組合員の利便性やコスト面等から考えても好ましくないとの結論に達し双方の総代会等の合意を受け |
て、平成23年4月1日より事業統合いたしました。 |
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今後の当生協の活動は、所有資産の効率的な運用と組合員住宅の管理運営、また既存の共済組合員を |
ベースに「たすけあい活動」の一環として生協連を元受とした新型の火災・生命共済等の加入促進、JAとの |
提携によ真る心込めた葬祭事業の施行等、長年培ってきた多くの経験を活かし、組合員のための新たな事 |
業を指向することによって将来への布石を構築するため「ローコストオペレーション」による事業運営に取り |
組みます。 |
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