埼玉県労働者福祉協議会(埼玉労福協)は、福島県浪江町復興支援員埼玉拠点、福島県復興支援員埼玉事 |
務所などと連携し、支援の輪を広げています。 |
住民帰還に向けた地域整備の状況を、平成29年9月24日〜25日に視察してきました。 |
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浪江町に設定されている居住制限区域及び避難指示解除準備区域について、平成29年3月31日をもって一部 |
解除されましたが、現状は浪江町の人口2万人のうち、半分は県外に家を取得するなど戻っておらず、アンケー |
トによれば今回の避難解除で約800人が戻るとされています。しかし、いまだ埼玉県内に浪江町から来て在住の |
方は、約700人(うち騎西町に約30人)首都圏だけで約1700人もおられます。 |
被災し放置された広大な農耕地や人影のない町並みに、一日でも早い帰還が出来る事を願うばかりです |
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2日目は、東京電力福島復興本社にて、復興本社役員のお話を伺いました。 |
震災から6年、浜通り地方の避難指示解除が進む一方、今尚多くの方々が避難生活を余儀なくされている状況 |
を踏まえ、除染等推進活動・復興推進活動・原子力損害賠償等に、新たな技術開発を駆使して、より一層地域 |
の皆様に寄り添った活動を加速させていきますとの事でした。 |
東京電力復興本社事務所内での説明
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人口減少傾向にによる経済活動の回復は、まだまだ掛かりそうですが、立ち寄った小名浜魚市場の賑わいは |
福島県産品購入が復興の一躍を担っていることを感じさせました。 |
賑わう小名浜魚市場
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(報告者:関根正道) |