埼玉会館大ホールで2018年10月9日(火)開催されました第54回埼玉県消費者大会に参加しました。 |
今年のスローガンは、自ら考え行動する消費者になろう〜誰ひとり残さない平和な社会を目指して〜でした。記念講演は、 |
講師に湯浅誠氏を迎え「子どもの貧困の現状と、私たちが考えなければいけないこと」がテーマです。 |
昨今、子どもの7人に1人が貧困であると言われています。皆さんは実感がありますか?との問いかけから始まりました。 |
1クラスに1人2人、明らかに貧困とわかる子がいます。湯浅氏は、その子たちを目立つので赤信号の子たちと名付けました。 |
問題なのは、普段から目立たない赤信号予備軍の貧困層の黄信号の子たちだと言います。見た目では分かりにくいので、 |
学校でも把握できておらず、いつのまにか赤信号になってしまうそうです。 |
家で食事が取れず、給食がない夏休みに痩せる。また、修学旅行に金銭の余裕がなく行けない等、気を付けて注意して |
いれば分かることもあるそうです。 |
黄信号の子たちは、自分たちの環境をあたりまえと考えている子が多く、自己肯定感が低い傾向にあります。湯浅氏は、 |
子ども食堂が子どもたちを救う近道だといいます。鍋を初めて囲んで食べた子は、現実にあることなんだと驚いたそうです。 |
子ども食堂で、会話や食事を通し普通の事を体験してもらうことが大切です。彼らが、自分たちの現状を変えていこうとする |
意識をもってもらうきっかけになれば、希望につながるのでは…とのことでした。 |