2018年10月26日、27日埼玉県労働者福祉協議会の一員として、大規模災害などの被災者支援及び防災・減 |
対策の強化のために、岩手県遠野市、釜石市、宮古市の復興状況を視察してまいりました。 |
1日目の釜石市では「釜石復興の鐘」を参加者全員で鳴らし復興を誓いお祈りしました。 |
壊滅的被害を受けた大槌町の瓦礫の山が、ボランティアにより3年で片付き、JR山田線も2019年春に開通予定 |
とのことですが、防潮堤修復作業完成までには1〜2年が必要だそうです。 |
「釜石復興の鐘」を参加者で鳴らしました
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2日目は、宮古市田老地区を訪ね、「学ぶ防災」を体験。防潮堤に上がって災禍の記録や後世への教訓を伝え |
防災意識を高めて、自然災害の恐ろしさを考える場として学ぶことができました。移動バスの車内から建設中 |
のラグビーワールドカップ会場を見ることができました。 |
被災し放置された広大な農耕地や人影のない町並みに、一日でも早い帰還が出来る事を願うばかりです |
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◆津波遺構「たろう観光ホテル」にて |
世界最大級の防潮堤にも関わらず、17mを超える津波の被害を受けて4階まで浸水、2階まで柱を残して流出 |
しましたが倒壊することなく、震災遺構として宮古市が取得し保存が決定しました。 |
館内では、災害当日の同ホテルで撮影された津波の映像を視聴し、自然災害の恐ろしさを風化させない取り |
組みをしていました。 |
震災遺構となった「たろう観光ホテル」
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◆平成28年台風10号による土砂被害発生状況 |
岩泉龍泉洞のある岩泉町で豪雨のため川が氾濫して高齢者グループホームで9人の死亡被害となり、岩手県 |
内で20人の死者が出る災害となりました。 |
2年が経過していますが、未だに避難生活を続け、不便な生活を強いられている状況です。支援活動として、 |
ボランティア・子供食堂に社会福祉協議会・労福協などの団体が連携していますが、まだまだ支援が必要です。 |
自然災害への危機意識を持ち、風化させず、現地へ足を運ぶことも支援になると感じました。 |
龍泉洞
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(報告者:K・M) |