豊かな海の恩恵を受けて、日本では多彩な『魚食文化』が発展しました。しかし近年、 |
若年層を中心に「魚離れ」が進行しています。 |
「九州産塩さばフィレ」の原料は10~12月に日本屈指の好漁場のひとつ長崎県五島沖 |
で漁獲される旬の寒さば。長崎県五島沖は黒潮から分かれた対馬海流が流れ込み、魚 |
たちの栄養も豊か。良質な脂を蓄えつつも、荒波に揉まれ身は締まっています。私は原料 |

富栄海運有限会社唐津営業所
シーボーン昭徳
営業部営業第二課 西木孝明さん
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の買い付けから製造・販売までを担当しております |
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が、最も貴を遣うのは買い付けです。セリ前に何匹 |
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も開いて鮮度・脂質・身質・身色などを検品し、納得 |
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のいくロットだけを買い付けていきますが、この時期 |
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は連日のように社内試食会を開き、社員全員目利 |
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ききをしながら一年のうちでもほんの二週間ほどし |
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かない〝旬の中でも本当の旬〟を探って年間使用 |
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分の原料を一気に買い付けます。これは大正時代 |
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から受け継がれている〝昭徳の漁師魂〟が本当に |
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美味しい魚だけを追い求めさせるのです。買い付け |
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た魚は加工場に隣接する5000トンの冷凍庫で管 |
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理保管され、獲れたての鮮度と旬の美味しさを保持 |
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しております。 |
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青魚特有のクセや臭みが苦手だという方もいらっ |
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しゃると思いますが、長崎県五島の寒さばは脂があ |
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るのに口の中で変に残ったり、こってりとした重たさ |
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を感じさせません。それは、外国産のさばなどを食 |
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べた時に感じられるクセが少ないからです。口の中 |
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でジュワっと広がった上質な脂は舌とのどで二度味 |
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わえます。まずは舌で寒さばの風味と旨味を味わっ |
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て下さい。次はのど越しです。意外にもすっきりとし |
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た後味なので、ついつい箸が進んでしまいます。保 |
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存料や化学調味料は使用しておりません。 |
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パルシステムのコンセプトに基づき、組合員様には〝長崎県五島沖の寒さばだけが持つ |
素材そのものの風味と旨味〟を堪能して頂きたいです。 |