■コア・フード平飼いたまごと野菜の産地でもある「白州森と |
水の里センター」は、南アルプス甲斐駒ケ岳の麓にあり、今回 |
農場とセンターの現場を統括する専務の秋山さんが私たちを |
迎えてくれました。 |



▲専務の秋山さんに伺いました(右)
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有畜・複合に始まり、有機認証取得 |
「無農薬・無化学肥料栽培を始めたのは30年前からです。白州郷牧 |
場の椎名代表が自然・農・食を体験する学校を作った時に、子ども達 |
が裸足で畑にみを作った時に、子ども達が裸足で畑に入れることを理 |
念にし、畑1ヘクタール、鶏500羽とともに有畜・複合型の農場を設 |
立したのが始まりです」 |
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「2年前の6月にはJAS有機認証を取得しました。農場作物全体が |
コア・フードの規格ですね。現在出荷しているのは、ズッキーニ、ミニ |
トマト、きゅうり、なす等です。現在は1万羽の鶏がいて、そのうち |
9000羽は卵を産む鶏で、残りはヒナです。山あいのため、畑と田ん |
ぼは55ヵ所に点在していますが、全部で5.5へクタール(東京ドーム |
の約2倍)を平均年齢20代後半のメインスタッフ11名で鶏の世話と |
農作業をしています」 |
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有鶏が力強い『そりゃ健康に気を使っているもの!』 |
「気が付かれましたか。鶏の臭いがしないでしょう!これは鶏舎に発 |
酵菌体とBM生物活性水 を撒き、微生物をバランスよく育んで、 |
鶏の生活環境を整えているからなんです。エサはnon-GMO、ポスト |
ハーベストフリーの農場の無農薬野菜をたくさん食べています。白州 |
牧場の無農薬野菜と、パルシステムのお豆腐を作っている共生食品 |
さんの乾燥おから、地元山梨県産の熱処理をした米ぬかをベースにし |
た発酵菌体も食べています。有畜複合循環型農業 ですね。鶏の |
糞を土にかえして、鶏糞を堆肥にして野菜を作り、野菜の残渣を鶏に |
食べさせる。鶏がまたそれを食べて、卵を産み、最後にはお肉をいた |
だく。循環しているんですね」 |
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▲「草を食べさせてみよう」
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「通常採卵は2回ですが、ここの鶏舎は産卵がいいので3回(午前中 |
、昼前後、夕方各1回ずつ)。卵は3日で3000個の採卵ができれば |
いい方なのですが、自分で三角形の巣箱に入り、」毎日1200個を |
産み落とします。1日1000個の卵を手作業で拾っています。 |
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*1BM生物活性水 |
BMW技術は自然の浄化作用に注目した日本生まれの技術。自然 |
界では、動物の死骸や枯れ葉などの有機物をバクテリアが餌として |
分解し、自然本来の土と水に作り変えます。BMW技術は自然の自 |
浄作用をモデルにバクテリアの分解作用を早めるなどの工夫をして、 |
バランスよく微生物(B)を活性化し、生き物にとって大切なミネラル |
(M)豊富な「よい土」「よい水(W)」をつくり出す技術です。 |
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*2有畜複合循環型農業 |
※白州森と水の里センターHP、白州の農産物より
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