『合鴨を使った有機栽培農法で育てた「ひとめぼれ」です。6月 |
3日に入れたカモは元気良く田んぼを泳ぎ回ることで、ある程度草も |
抑えられ、稲の生育過程も良好でした。しかし、梅雨入りしてから |
お盆までの間は雨の日が多く、稲穂が出るのがちょっと遅れ気味で |
作柄の出来が気がかりでしたが、ご覧の通り心配するほどのことも |
なく、皆さんと収穫を祝うことが出来ました』と田主であり庄内協同 |
ファーム生産者の今野さん。 |


▲稲刈り当日の穂の様子です |
黄金の海原が広がる中での稲刈り。 |
今年は稲刈りが例年よりも遅れ気味で、余目駅に降り立つ私たち |
を迎えたのは黄金の海原。青空に山々の稜線がくっきり見えるのは |
この時期にはめずらしいとのこと。日本の原風景をしっかりと印象付 |
けてくれました。 |
初日は到着後、さっそく稲刈りです。たわわに実った5月に植えた稲 |
(有機栽培ひとめぼれ32アール分)を鎌で刈り取ります。参加者は |
生産者の皆さんから鎌の使い方、稲の束ね方等の説明を受け、稲 |
刈りにチャレンジしました。 |


▲鎌の使い方を指導していただきました |
畦で新米のおにぎりを頬張る。 |
田主である今野さんが度々くれた「田んぼ便り」に書かれていた『田 |
んぼで芋煮と新米のおにぎりを食べましょうよ』という嬉しいお誘い。 |
稲刈りが終わる頃には生産者の皆さん手作りの芋煮の湯気が立ち |
上がり、つややかな新米のおにぎり、季節の野菜や果物を使った郷 |
土料理が畦道に置かれたテーブルに所狭しと並びました。大人も |
子供もおいしいものには目が無くなり、胃袋は底なしです。 |


▲新米のおにぎり・芋煮・ピーマンの
佃煮・しそ巻き・いちじくの甘煮・枝豆寒天
のデザートなど料理は天下一品です |
夕食をはさんでの交流会では多くの生産者が集まって、「遠いとこ |
ろをよく来てくださった」と歓迎してくれ、中締めが終わった後も夜が |
更けるまであちこちで生産者・組合員双方が熱く語り合っている姿 |
が見られました。「今日みなさんと一緒に汗をかいたことが楽しくて、 |
嬉しくて、仕方がない。何で嬉しいのかなぁと考えてみたら、同じ空 |
間で同じ仕事をして、自分たちの作った食べ物を食べてくれる人た |
ちと思いを共有できたからだ」と五十嵐さん(庄内協同ファーム新代 |
表)は顔をほころばせます。表現できないほど嬉しいと話すその言 |
葉には、みんなの気持ちが代弁されています。 |


▲庄内協同ファーム新代表五十嵐さん |